【改修・修理】case 01
永代供養塔のリフォームです。


表札には梵字(阿弥陀三尊)が入っています。


人が亡くなると、すぐさま迎えに来てくれるのがこの阿弥陀三尊です。
お葬式で葬儀屋さんが「来迎図」の掛軸を掛けてくれますので、機会があれば見てください。(宗派による)
阿弥陀三尊と一緒に来る菩薩様たちは、天界の音楽(雅楽)を演奏して死者を迎えてくれています。

とても古い石仏が並んでいます。
手前には「宝暦四戌九月十七日」と彫られた童子のものがあります。
宝暦四年は1754年。
およそ270年前、徳川家重(徳川第9代)の時代です。
戒名は、倶会「教意童子」位、とあります。
その後ろには、「冬に早世した童女のため」と彫られたものや、元文三年(1738年)のものなどあります。
クリーニングで彫刻が読めるようになりました。
来世の安寧を願って親御さん方がお造りになったのでしょう。
こうして石は何百年も残ります。
余談ですが、エルサレムは「掘れば何か出る」と言われるほど遺跡が埋まっています。
近年話題になっているのは、「イエスを裁いた『総督ピラト』の名前が彫られた石板」や、「イエスと宗教裁判をした『大祭司カヤパ』の石棺(お骨入り)」などが見つかっていること。
聖書に書かれたことは事実である、と裏付けされているわけです。
2000年以上前の石が残っていたからです。
石だから残るんですね。

ここにある石仏の子供たちは手厚く供養され、今は祖霊となって私たちを見ているのでしょう。
場所:下田市
お墓のスペシャリスト
富田孝繁
お墓に携わってほぼ四半世紀。建てる・直す・磨くなど技術の習熟のみならず、人間だけが”埋葬”することの意義や死生観を皆様と共有したく発信していきます。
趣味はテニス、三度の飯より酒が好き。
